●343 春の光 はるのひかり 〇かげろうもゆるちかきおかに

 表題:春の光
 読み:はるのひかり

 収録:(A)新制中等音樂教科書 第3巻 内藤俊二,杉本秀治共編 大阪開成館 1932(S.7).4=初/1932(S.7).12=訂正再版 ◎[A3-35],Copy=(K85)

 記譜:単声(伴奏なし) 変ホ長調 2/4

 インチピット:ドレ|ミミミミ|ミソミ|ミレレレ|レ

 曲:不詳
 詞:犬童球渓

 ※自筆楽譜ノートあり


[詞] ※新制中等音樂教科書 第3巻より

1.かげろふ燃ゆる近き丘に 雲かとまがふ花は匂ひ
  霞のとざす高き空に ふし面白くひばりうたふ
  うららなりや春の光り のどかなりや春の光り
  いざいざ友よ今日(けふ)のひと日 山邊に野邊に遊び暮さん

2.桃咲く家の垣の外に 歌へる鶏(とり)の聲も高く
  菜の花ゆれて匂ふあたり 躍れる胡蝶のはねは輕し
  うららなりや春の光り のどかなりや春の光り
  いざいざ友よ今日のひと日 鄙路(ひなぢ)を野路(のぢ)をたどり暮さん


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